「酢醤油」と「ポン酢」って似ている感じがして、何が違うのかよくわかりませんよね。
どちらもベースはお酢ですが、加えられている調味料が若干違うので違いを詳しく解説します。
他にも
を解説します。
この3つの違いや、ポン酢の種類の違いも理解し、これからは迷わず料理に合う調味料を選びましょう!
酢醤油とポン酢の違い
酢醤油とポン酢どちらも鍋料理やシュウマイなど同じような料理に使いますよね。
味は似ているけど何が違うの?
どちらも「酢」を使っているのは同じですが、酢に何を混ぜているかが違っています。
【酢醤油とポン酢の違い】
- 酢醤油は「酢」+「醤油」
- ポン酢は「酢」+「柑橘類の果汁」
ポン酢は柑橘系の果汁の保存性を高めるために酢を入れたともいわれています。
酢醤油は餃子や冷やし中華、ポン酢は焼き魚や鍋料理によく合います。
私が普段ポン酢と言っていたものは、実はポン酢ではなかったことにびっくりです。
ポン酢醤油とポン酢の配合の違い
ポン酢に醤油を混ぜたものが「ポン酢醤油」です。
ポン酢醤油=「酢」+「柑橘類の果汁」+「醤油」
これを多くの人はポン酢と呼んでいますが、実はポン酢醤油が正しい呼び方なんですね。
スーパーを見るとポン酢として売っているものは色の薄い醤油の入っていないものが売っていると思います。
私たちがポン酢だと思って買っている醤油の色をした「ポン酢」は正式名称はポン酢醤油と書かれているはずです。
家族にポン酢の買い物を頼んだとき、本当はポン酢醤油が欲しかったのにポン酢を買ってこられるかもしれませんね。
市販の味ぽんとゆずぽんの違い
ミツカン
よく耳にする「味ぽん」とは、ミツカンの商品名で、ポン酢醤油に分類されます。
味ぽん=柑橘果汁に醤油、酢、食塩、甘みや旨みを加えた調味料
私の家では「味ぽん」=「ポン酢」ですが、細かく見ると味ぽんとポン酢は別物なんですね。
味ぽんはミツカンの登録商標になっているので、ミツカンから販売されるポン酢醤油は味ぽんということになります。
他のメーカーは味ぽんとは商品名に付けられないということですね。
味ぽんの認知度が高すぎて一般的な呼び方になっているんですね。
ゆずぽんもミツカンから出されている商品で、柑橘系果汁がゆずの果汁が使われたポン酢醤油です。
酢醤油の調味料の比率
酢醤油は「酢」+「醤油」を混ぜ合わせた調味料で、これだけで餃子やサラダ、冷しゃぶなどにも使えます。
【酢醤油の作り方】
酢:醤油:みりん=2:2:1で混ぜ合わせ完成
【アレンジポイント】
- さっぱりさせたいときには酢を少し多めに入れる
- 酸味が苦手な場合は醤油を多めにする
- みりんを加えると酸味も塩味も抑えられてマイルドになり使いやすくなる
- 餃子に使う時にはラー油を混ぜる
また、電子レンジで軽く温めるとまろやかになりさらに食べやすくなりますよ。
ポン酢醤油の作り方!家にある調味料でOK
ポン酢は「酢」+「柑橘類の果汁」です。
ただ、お鍋などで使う「ポン酢」はポン酢醤油であることが多いので、ポン酢醤油の作り方をご紹介します。
ポン酢醤油は「酢」+「柑橘類の果汁」+「醤油」ですが、家にある柑橘類の果汁はレモン汁ぐらいかと思います。
そこで、柑橘果汁なしでも作れる「ポン酢」をご紹介します
【ポン酢醤油の作り方】
1.だしの素(小さじ1/2)、醤油(大さじ2・1/2)、酢(大さじ2)、みりん(大さじ1)を混ぜ合わせる
2.電子レンジ600W15秒加熱し混ぜる
3.味の素が溶けたら完成
こちらも混ぜるだけに簡単レシピですが、味の素を入れるだけで市販のポン酢の味になります。
【アレンジポイント】
- 柑橘系の風味が足りない場合はレモン汁やゆずの絞り汁を入れる
- だしの素の代わりに白だしでも深みのある味に仕上がる
白だしには塩も含まれるので、味を見ながら入れる量は調節してくださいね。
まとめ
- 酢醤油とポン酢の違いは酢に醤油か柑橘類の果汁、どっちを混ぜているか
- ポン酢醤油はポン酢に醤油を混ぜたもの。一般的にポン酢と思われているのはポン酢醤油
- 味ぽん、ゆずぽんはミツカンの商品名で、どちらもポン酢醤油に調味料や果汁を足したもの
- 酢醤油は酢:醤油:みりん=2:2:1で混ぜ合わせて作る
- 家にある調味料を混ぜ合わせてもポン酢醤油は作れる
自分の好みや料理の特徴に合わせて、調整してみてくださいね。
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