ゆで卵は一気にたくさん作って、保存しておいて温め直して食べると便利ですよね。
温め直しは電子レンジでできるの?
電子レンジでの温め直しは、適切に行わないとゆで卵が爆発する可能性があり危険です。
今回はゆで卵の温め方について以下の流れで解説します。
- 電子レンジでの温め方を避けたほうが良い理由
- お湯を使った安全な温め方
- 電子レンジでの比較的安全な温め方3選
ゆで卵は美味しくて、栄養満点なパーフェクトな食材ですが、温め方を間違えれば、大変に危険な凶器にすらなります。
危険性を理解し安全に温めましょう
冷えたゆで卵を電子レンジで温めるのは避けたほうがいい理由
ゆで卵にした場合、電子レンジで温めるのはダメです。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)によれば2014年度~2018年度の約5年間、電子レンジ関連の事故が157件報告されています。
そしてゆで卵の爆発事故もこれに含まれています。
生卵が電子レンジ調理で爆発するのは、皆さんご存知だと思いますが、まさか調理済みのゆで卵まで爆発するなんて思わないですよね。
爆発の主な原因としては、ゆで卵内の圧力によるものです。
【爆発する理由】
- 電子レンジのマイクロ波がゆで卵の細胞を揺らし沸騰させ、温める
- 沸騰する際に水蒸気が発生して、その水蒸気の逃げ道が、卵白や卵膜、卵の殻によって絶たれる
- 結果たまごの中の圧が上がり、爆発
電子レンジの内部で爆発すると、最悪の場合火災にまで発展する恐れがあります。
さらに電子レンジ内で爆発しなくても、ゆで卵を持ったり、割ったり、何かしらの衝撃を与えた瞬間に爆発することもあります。
まるで時限爆弾ですね。
日本国内に限らず、過去には卵の爆発事故で大火傷や怪我の事故の報告もあります。
ゆで卵はお湯が沸騰してから入れる温め方がベスト
電子レンジ以外の方法で、尚且つ安全なゆで卵の温め方をご紹介させていただきます。
それは「お湯」を使うことです。爆発の心配なくゆで卵を安全に温められるので、やり方を紹介しますね。
用意するもの
①ゆで卵
②お鍋
③水
やり方
①コンロにお水の入ったお鍋を用意、沸騰したら火を止めて、ゆで卵を静かに入れる。
→熱湯が飛んで火傷の危険性があるので静かに入れる
②5分ほどたってゆで卵が温まったら湯から引き上げて、通常通り食べる
どちらもお湯で火傷しないように注意が必要です。
ゆで卵は殻つき、殻なし、どちらの場合でも温められる方法なのでぜひお試し下さい。
時間に注意!レンジを使った温め方
お湯を用意して、温まる時間まで待てないからどうしてもレンジで手軽にサッと温めたい!
という方向けにあまりおすすめはしませんが、電子レンジで比較的安全に温めることが出来る方法をご紹介します。
やり方
①ゆで卵の殻を剥き、爪楊枝で穴を4~5箇所開ける。(水蒸気の逃げ道確保のため)
②ゆで卵をお皿に置き、ラップをかけて、電子レンジの低いワットで10秒ずつ様子を見ながら温める。
電子レンジから常に目が離せませんが、比較的に安全なゆで卵の温め方です。
ゆで卵の温め方でレンジとアルミホイルを使った比較的安全な方法
電子レンジで、比較的安全に出来るゆで卵の温め方の2つ目を紹介します。
用意するもの
①ゆで卵
②アルミホイル
③ボウル、もしくは底の深い器
④水
⑤ラップ
やり方
①ゆで卵をアルミホイルで隙間なく包む。
②ボウルにアルミホイルで包んだゆで卵を入れて、全体が浸かるほどの水を入れ、ふんわりとラップで蓋をする。
③電子レンジで500Wで1分ずつ様子を見ながら加熱する。
ゆで卵をアルミホイルで隙間なく包むことで、電子レンジのマイクロ波を遮断し、内側からではなく外側からじわじわと温まる仕組みです。
ゆで卵を直接電子レンジで温める方法よりは安全ですが、過信はできません。
くれぐれもご自身の安全を確保し、自己責任の上でお試し下さい。
半分に切ってレンジで温める方法
こちらも電子レンジから目が離せない方法ですが、比較的レンジで安全に実施できる温め方です。
用意するもの
①ゆで卵
②包丁
③お皿
④ラップ
やり方
①ゆで卵を包丁で縦半分に切る。
②お皿に移し、ふんわりとラップで蓋をする。
③電子レンジで低いワットで10秒ずつ様子を見ながら加熱する。
ゆで卵を半分に切れば水蒸気も溜まらず、爆発しないんじゃないの?
このように思われがちですが、侮ってはいけません。
白身に含まれる空気が黄身との間に溜まり、結果爆発します。
ゆで卵に限らずですが、食事は安全に、おいしく、楽しくしましょう。
まとめ
- ゆで卵を電子レンジで温めるのは爆発の原因になるので避けるのが良い
- ゆで卵の安全な温め方は熱湯に入れておく方法
- どうしてもレンジで温めたい場合は殻をむいて穴をあける
- また、アルミホイルと水でレンジで温める方法もある
- ゆで卵を半分に切ってレンジで温める方法もある
レンジで温める方法は比較的安全なものを紹介しましたが、やはりレンジでの温め方は危険が伴います。
お湯を使った温め方か、レンジを使用する場合は低いワット数で少しずつ温めて注意しながら行ってください。
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