カレーは失敗しにくい料理ですが、もっと美味しくなるなら工夫したいですよね。
そんな時は炒める順番を見直してみると良いですよ!
カレーは肉→玉ねぎ→にんじん→じゃがいもで炒めるのがベストです!
今回は
- カレーの炒める順番とコツ
- 炒める順番がある理由
- 炒める時間と火加減
などについて解説します。
炒める順番や炒め方を正しくすれば、よりコクとうまみが増したカレーを作れますよ!
カレーの定番具材を炒める順番
お肉、じゃがいも、ニンジン、玉ねぎ…。カレーの定番具材と言えばこの4つを思い浮かべる方が多いですよね。
では、これらの具材を炒める順番はどうするのが良いのでしょうか。
【カレー具材の炒める順番】
- お肉
- まずはお肉から炒めましょう。お肉の種類は、牛・豚・鶏などありますがどのお肉も最初に炒めます。
- たまねぎ
- お肉を炒めたフライパンや鍋は洗わずに、そのままの状態でたまねぎを入れます。
- にんじん
- たまねぎの次は、にんじんを炒めます。たまねぎはそのまま、にんじんをいれてOKです。
- じゃがいも
- 最後にじゃがいもを加えます。
お肉から、というのはちょっと意外に感じるかもしれませんが、炒める順番にはちゃんとした理由があります。
具材を炒める理由はうまみと崩れ防止のため
具材を炒める順番があるのは、おいしいカレーにしあげるためです。
というと大げさに聞こえるかもしれませんが、以下を読めば納得いただけると思います。
- お肉を最初にいためることでお肉から油がでる
→お肉からでた油を使って野菜を炒めることで、お肉のうまみがその後に炒める具材にしみこみおいしくなる - お肉の次がたまねぎであるのは、長時間かけて炒めることでうまみが増すため
→他の具材よりも時間がかかるため、お肉の次に炒めるのがよい - 次はにんじんと続き、ジャガイモが最後である理由は、柔らかくなり、崩れやすいため
炒める順番にはちゃんと理由があるのです。
「どうしてそうするのが良いのか」を意識すると、順番を覚えやすくなりますよね。
では、それぞれの具材はどのくらい炒めるのがよいのでしょうか。
具材ごとの炒める時間
ここでは、カレーの定番具材を炒める時間を紹介します。
忙しいときは充分な時間をとることが難しいかもしれませんが、おいしいカレーに仕上げるための目安時間なので参考にしていただければ嬉しいです。
- お肉
- お肉の種類によっても異なりますが、表面に焼き色がつくまで炒めます。加熱しすぎると固くなってしまう可能性があるので、炒めすぎには注意しましょう。
- たまねぎ
- 色がかわり飴色になるくらいまで炒めるのが理想です。
飴色のたまねぎにするためには、30分以上必要なこともありますが、にんじん・じゃがいもにかかる時間がありますので、単体で炒める時間は20分程度と考えるとよいでしょう。
- 色がかわり飴色になるくらいまで炒めるのが理想です。
- にんじん
- 10~15分程度を目安に、表面にツヤがでるまで炒めましょう。
- じゃがいも
- 崩れやすいので、表面に焼き色がつく程度にとどめましょう。
数分~5分が目安です。
- 崩れやすいので、表面に焼き色がつく程度にとどめましょう。
炒める時間は、具材の種類、切り方や大きさによっても異なりますので、こちらは目安に調整してみてくださいね。
➾定番カレーに飽きたら変わり種にチャレンジ!カレーの定番&変わり種具材ランキング
炒めたり煮込むときの火加減
それでは、具材を炒める時の火加減はどの程度が良いのでしょうか。煮込む時の火加減も併せてみていきましょう。
◆炒めるとき
- お肉
- 中火~強火で炒めます。
お肉が固くなってしまわないように加熱しすぎには注意です。
- 中火~強火で炒めます。
- たまねぎ
- 弱火~中火でじっくり炒めます。
時間がないときは、あらかじめ塩少々をふりかけてレンジで2分程度加熱したものを炒めることで時短になります。
この場合の切り方はみじん切りがおすすめです。
- 弱火~中火でじっくり炒めます。
- にんじん・じゃがいも
- こちらも、弱火~中火で炒めましょう。
繰り返しになりますがジャガイモは崩れやすいので注意が必要です。
- こちらも、弱火~中火で炒めましょう。
◆煮込むとき
炒めた具材に水を入れ沸騰したら、弱火~中火にしてアクをとりながら具材が柔らかくなるまで煮込みます。
ルウを入れたる時はいったん火を止めるのがポイントです。
ルゥを割り入れたら、弱火でさらに煮込んでいきます。
炒めるときのおすすめ調味料
最後に一緒に炒めることでさらに美味なカレーに仕上がるおすすめ調味料を紹介します。
- バター
- 具材を炒める際に使うサラダ油などを、バターにかえることで風味がアップします。
またカレーの辛味を抑える効果も期待できますので、まろやかなカレーに仕上げたい時にもおすすめです。
- 具材を炒める際に使うサラダ油などを、バターにかえることで風味がアップします。
- チューブ入りニンニク
- ニンニクを加えることで、カレーの味に深みを持たせることができます。
こちらは具材を炒める前に、油が熱されるまえに加えてじっくりと炒めましょう。
- ニンニクを加えることで、カレーの味に深みを持たせることができます。
ニンニクのかおりがしてきたら具材を入れます。
チューブ入りニンニクを使うことで時短にもなるのでおすすめです。
具材を炒める時にひと手間加えることで、より味わい深いカレーに仕上げることができます。
ぜひ、お好みの調味料をみつけてみてください!
➾カレーにもっとコクをプラスしたい方向け!隠し味ランキングTOP10
まとめ
- 定番カレーの炒める順番は、お肉→玉ねぎ→にんじん→じゃがいも
- カレーの具材を炒める順番がある理由は、うまみを出し、具材が崩れるのを防ぐため
- カレーの具材を炒めるベストな時間はそれぞれ数分〜30分と幅広い
- 炒める具材によって弱火〜強火を使い分ける
- 炒める際にバターやニンニクで炒めると、よりコクが増す
誰でも簡単に作れるカレーですが、炒める順番から時間、火加減と細かいコツがたくさんあります。
「もっと美味しいカレーを作ってみたい!」と思った際には、一つ一つ丁寧にしてより美味しいカレーをいただいてくださいね。
コメント