秋は実りの時期、たくさんの美味しい食材が旬を迎える季節です。
今回は、そんな秋が旬の「きのこ・さつまいも・秋鮭」の3品を使った簡単で美味しいレシピ6選を紹介します。
また、レシピだけではなく、それぞれの食材の選び方や栄養価、紹介したレシピを使ったアレンジ法や献立例も併せて紹介します。
一人暮らしで食材使い切れない人は、紹介する食材の選び方を参考にしてね!
この記事を参考に、一人暮らしでも秋の美味しい食材を堪能しながら、健康的な食生活を楽しみましょう!
きのこ・さつまいも・秋鮭を選ぶ時のコツ
ここでは、きのこ・さつまいも・秋鮭の一人暮らし向けの選び方のポイントを紹介します。
一人暮らしだと、食材が余ってしまうことがよくありますよね?
新鮮な物の見分け方はもちろんのこと、食材を余らせない、余った食材の活用のコツも併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
きのこの選び方
きのこをスーパーなどで購入するときは、以下のポイントを抑えてください。
- 安く売っているときにまとめて購入
- 余ったら、カットして冷凍保存
- カット済みのものを購入
- 新鮮なきのこは傘があまり開いていなく、白い粉がついていない
- 軸がしっかりとしていてハリがあるものを選ぶ
- しいたけは傘が肉厚で、裏のヒダ部分が白いもの
- えのきたけは株の背丈が揃っているもの
きのこを冷凍してから使用すると、長期保存もできて、旨味も増すので一石二鳥です。
余った数種類のきのこを混ぜて、ミックスきのこを作ってから冷凍すると、さらに旨味がアップ!きのこだけでも美味しい味噌汁になるし、炒め物の重増しにも便利だよ!
きのこは袋入りで販売されていることが多いので、しっかり見てから購入するようにしましょう。
以前、私は安いからとちゃんと見ずにえのきを購入し、青カビが生えていた経験があります。
特に、しいたけやえのきたけの選び方には注意が必要です。
さつまいもの選び方
さつまいもは、以下のポイントを抑えて新鮮なものをチョイスしましょう。
- 皮の色が均一で鮮やかなもの
- 皮に凸凹や傷、斑点がないものを選ぶ
- ひげが堅いものや、表皮の一部が黒く変色しているものは避ける
- ほくほく系、ねっとり系、しっとり系といった種類による特性を理解する
- ほくほく系は、鳴門金時、紅あずま。
- ねっとり系は、安納芋、紅はるか。
- しっとり系は、シルクスィート、紅天使、クイックスイート。
さつまいもは、種類によって食感が異なるので、それぞれの特性を理解してから購入することが大切です。
さつまいもは種類によって、ほくほく系、ねっとり系、しっとり系と食感が違うよ。自分好みのさつまいもを使って、調理しよう!
余ったさつまいもは、よく洗ってからカットして冷凍保存するととても便利です。
味噌汁などの汁物や炊き込みご飯などを作る際に、冷凍のまま入れるだけで調理できるので、使い勝手がよくになります。
また、電子レンジで蒸すなどして調理してから冷凍しておくと、小腹がすいた時やダイエット中のおやつに最適です。
秋鮭の選び方
秋鮭は、以下のポイントを抑えると新鮮で美味しいものが選べます。
- 身がふっくらとしたもの
- 皮が銀色に輝いているもの
- 身に白いサシが入っているもの
- 頭側は脂がのっており、尾側は脂肪が少ない
- 皮と身の色がはっきりとしているもの
秋鮭を選ぶ際は、身や皮の色、サシの入り方などに注目すると良いでしょう。
特に、頭側と尾側で脂ののり方が異なるため、好みの部位を選びやすくなります。
また、色の濃淡も鮮度の判断材料として大切です。
きのこ・さつまいも・秋鮭は魅力的な栄養が豊富
秋の訪れとともに、多くの食材が旬を迎えますが、きのこ、さつまいも、そして秋鮭は特に注目すべき栄養価を持つ食材です。
その魅力的な栄養とは、どのようなものなのでしょうか?
ここでは、きのこ・さつまいも・秋鮭の栄養価について紹介します。
きのこの栄養価
きのこは、以下のような身体に嬉しい栄養素が満点です。
- ビタミンD、ビタミンB群
- カリウム、リンなどのミネラル類
- 低カロリー
- 食物繊維
きのこは、非常に栄養価の高い食材で、ビタミンDやB群のビタミン、さらにカリウムやリンといったミネラル類を豊富に含んでいます。
特に、ぶなしめじはカリウムが100gあたり340mgと、その中でも特に高い値を持ちます。
ぶなしめじは、「香り松茸、味しめじ」と言われるように栄養価が高いだけではなく、低価格で旨味も強いよ!
また、キャベツよりも多い食物繊維を含有し、これにより便通の改善や生活習慣病の予防が期待できます。
きのこは、低カロリーで健康に良い、まさに秋のスーパーフードと言えるでしょう。
さつまいもの栄養価
さつまいもは、以下の栄養素が豊富に含まれている魅力的な野菜です。
- 食物繊維
- ビタミンC、ビタミンE、ビオチン
- カリウム、カルシウム
- でんぷん質
さつまいもは、食物繊維、ビタミンC、ビタミンE、ビオチンなど、美肌や健康維持に役立つ栄養成分が豊富です。
さらに、カリウムやカルシウムも多く、冷やすことで糖の体内吸収が遅くなるレジスタントスターチという糖質に変化する特性を持っています。
ダイエット中は、白米やおやつの代わりに焼き芋や蒸し芋を食べるのがおすすめ!お腹も満たされるし、腸活にも最適!
この糖質の特性は、健康を気にする方々にとって大きな魅力となるでしょう。
秋鮭の栄養価
秋鮭には、以下の栄養素が豊富に含まれています。
- タンパク質
- ビタミンD、ビタミンB12
- アスタキサンチン
- EPA 、DHA
秋鮭は、豊富なタンパク質やビタミンD、ビタミンB12を提供してくれる栄養価の高い食材です。
特に、アスタキサンチンは強い抗酸化作用を持ち、筋肉や目の疲労回復に役立つと言われています。
アスタキサンチンの効果は、まさに多機能!血中脂質の酸化を防止、 肌の潤いを守る機能なども、臨床試験によって確認されているよ!
さらに、美肌効果や血管を若く保つEPA、脳の活性化に重要なDHAも豊富に含まれています。
産卵前の脂ののった秋鮭は、最も旨味が詰まっているため、栄養だけでなくその美味しさも楽しんでください。
きのこ・さつまいも・秋鮭の絶品レシピ6選
きのこ・さつまいも・秋鮭、そんな秋の恵みを最大限に活かすための絶品レシピを6つ厳選しました。
一人暮らしでも手軽に作れて、作り置きにも最適なメニューをご紹介します。
たっぷりきのこの炊き込みご飯
様々な種類のきのこが入った炊き込みご飯は、きのこの旨味が楽しめる秋らしい一品です。
少ない調味料で味が決まり、炊飯器調理なので手軽でおすすめですよ。
おかずがなくても満足感が得られるしっかり味の炊き込みご飯なので、我が家でも重宝しています!
【材料2人分】
- 白米:2合
- きのこ(しめじ、えのき、舞茸などお好みのもの):200g
- ツナ缶:1缶
- めんつゆ(3倍濃縮):大さじ3
- 料理酒:10㏄
- 水:適量
- 青ネギ:適量
【レシピ】
- きのこは洗わずに石づきを取り除き、食べやすい大きさに手で裂く。
- 米は洗って15分以上、水に浸けておく
- 炊飯器に白米、具材、調味料を加える
- 炊飯器をスタートさせ、炊きあがりを待つ。
- 炊き上がったらさっくり混ぜて、青ねぎを散らして完成。
きのこは洗わずにそのまま使用することで、旨みを逃がさず混ぜご飯に味わいを引き出します。
汚れが気になる場合は、濡れたキッチンペーパーで拭き取るようにしましょう。
刃物を使わずに手で裂いたきのこを使うと、味が染み込みやすくなって、さらに美味しくなるよ!
炊き上がったご飯を食べきれない分は、冷ました後に適量をラップに包んで、ジップロック等の保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
食べる際は、冷凍のまま電子レンジで加熱してください。
きのこのアーリオオーリオ
きのこの旨味とにんにくの香ばしさが絶妙に絡み合うこの料理は、手軽にできるのに味わいは格別です。
一度作れば、その手軽さと美味しさで、日常の定番メニューになること間違いなしです!
【材料2人分】
- きのこ(しめじ、えのき、舞茸などお好みのもの):200g
- にんにく:1片(みじん切り)
- 唐辛子:少々(お好みで)
- オリーブオイル:大さじ2
- 塩:適量
- 黒こしょう:適量
- パセリ:適量(みじん切り、飾り用)
【レシピ】
- きのこは洗わずに石づきを取り除き、食べやすい大きさに手で裂く。
- 中火にしたフライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくと唐辛子を炒め香りを出す。
- きのこを加え、中火でしっかりと炒める。
- 塩、黒こしょうで味を調え、仕上げにパセリを散らす。
きのこの水分を飛ばして、香ばしさを引き出すことが美味しく仕上げるポイントになります。
にんにくの風味ときのこの旨味をしっかりと絡めるために、適度な火加減でじっくりと炒めることが重要です。
3種類以上のきのこを使うのがおすすめ!旨味がアップして、色々な食感が楽しめるよ!
私は、余った時によくトーストの上にのせてブルスケッタ風に楽しんでいます。
また、白ごはんに混ぜるとガーリックライス風に、冷やしてサラダのトッピングにしても良く、アレンジのしやすいレシピです。
さつまいもとレンコンと鶏肉の甘辛炒め
さつまいも料理と言えば、スイーツやさつまいもご飯のイメージが多いことでしょう。
さつまいもがおかずになるの?と疑問をもつ人もいるかもしれませんが、にんにくの効いた甘辛いタレが加わることで、ご飯との相性が抜群のおかずになるんです!
【材料2人分】
- さつまいも:1個(中サイズ)
- レンコン:5cm程度の長さ
- 鶏むね肉:150g
- しょうゆ:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- にんにく:1片(みじん切り)
- ごま油:適量
- 鶏ガラスープの素:小さじ1/2 (お好みで)
【レシピ】
- さつまいもとレンコンは皮をむき、食べやすい大きさに切る。水にさらしてアクを抜く。
- 鶏むね肉は一口大に切る。
- フライパンにごま油とみじん切りのにんにくを入れ、中火で炒める。
- にんにくが香ばしくなったら、鶏むね肉を加えて炒める。
- 鶏肉が白くなったら、さつまいもとレンコンを加え、全体がよく混ざったら蓋をして5分ほど蒸し炒めにする。
- しょうゆ、みりん、砂糖を加え、よく炒め合わせる。最後に鶏ガラスープの素を振りかける(任意)。
- 甘辛いタレが全体に絡んだら火を止め、完成。
さつまいもとレンコンはアクをしっかり取ることで、口当たりが良くなります。
また、にんにくとごま油の香ばしさが味のアクセントとなるので、火加減に注意して香りを引き出すことがポイントです。
作り置きしたい場合は、冷めたら冷蔵庫で保存し、2~3日以内に食べ切るようにしましょう。
さつまいもの塩きんぴら
このレシピは、塩味がさつまいもの甘味を引き立たせ、シンプルながら味わい深い一品です。
簡単にさっと作れるので、献立の副菜やお弁当の隙間埋めにも重宝します!
【材料2人分】
- さつまいも: 1本(約200g)
- 塩: 小さじ1/2
- サラダ油: 大さじ1
- ごま油: 小さじ1/2
- 白いりごま: 大さじ1
【レシピ】
- さつまいもは皮をむき、細長く切る。
- 中火にしたフライパンにサラダ油を入れ、さつまいもを炒める。
- さつまいもが柔らかくなったら、塩を振りかけてさっと混ぜる。
- ごま油を加え、さっと炒める。
- 仕上げに白いりごまを散らして混ぜる。
さつまいもの甘みを活かすため、塩加減は控えめにしましょう。
さつまいもが焦げないよう、中火でじっくりと炒めることがポイントです。
さつまいもは、ほくほく系の鳴門金時を使うと作りやすいよ!
作り置きが可能なレシピで、冷蔵庫で2~3日間は保存ができます。
余ったさつまいもきんぴらは、アイスクリームとを一緒に食べて、甘塩っぱいスイーツにするのが私のおすすめです。
秋鮭のバター醤油ホイル焼き
このレシピは、脂ののった秋鮭の旨味で、野菜やきのこがさらに美味しく食べられるのでおすすめです。
バター醤油の味付けで、ご飯がすごく進みます!
【材料2人分】
- 秋鮭の切り身:2切れ
- お好みの野菜やきのこ:200g
- 塩:適量
- 黒コショウ:適量
- バター:10g
- 醤油:大さじ1
- 酒:大さじ1
【レシピ】
- 秋鮭の切り身に塩をふって10分置き、キッチンペーパーで水分を拭き取る
- アルミホイルを広げ、お好みの野菜やきのこを置き、鮭の切り身を中央に置く。
- バターを乗せ、醤油と酒を全体にかける。
- アルミホイルを包むようにして、魚焼きグリルまたはオーブンで10〜15分焼く(フライパンでやる場合は、アルミホイルの周りに水を入れて蓋をし、15分程度加熱する)。
ホイル焼きは、レモンバターや味噌バター、韓国風のタレなど、お好みの材料を追加・変更するだけで、毎回違うアレンジを楽しむことができます。
一人暮らしでも飽きずに楽しむことができるので、ぜひお試しください。
秋鮭のほうれん草入りクリームパスタ
このレシピは、フライパン一つで作るワンパンパスタレシピです。
フライパンのみで作るため、面倒な洗い物も少なく、さっと作れるのも嬉しいポイントです。
【材料1人分】
- 秋鮭の切り身: 1切れ
- ほうれん草: 50g
- スパゲッティ: 100g
- 生クリーム: 100ml
- ニンニクのみじん切り: 1片分
- 塩: 適量
- 黒こしょう: 適量
- オリーブオイル: 小さじ1
- パルメザンチーズ: お好みで
【レシピ】
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、中火で炒める。
- ニンニクが香ばしくなったら、秋鮭を皮側から入れて焼く。
- 鮭が7割ほど火が通ったらひっくり返し、身をしっかり焼く。
- ほうれん草を加え、しんなりするまで炒め合わせる。
- 水を少量加え、スパゲッティをフライパンに入れて蓋をしてアルデンテになるまで茹でる。
- 生クリームを加え、煮詰めながらソースと混ざるように混ぜる。
- 塩、黒こしょうで味を調整し、最後にお好みでパルメザンチーズを振りかける。
このレシピのコツは、鮭のうまみをしっかり引き出しつつ、生クリームとのバランスをとることです。
フライパン一つで簡単に作れるので、火加減に気を付けて焦がさないように注意しましょう。
秋を満喫できるおすすめ献立例
今回紹介したレシピを使って、秋を満喫できる秋御膳の献立を考えました。
紹介したレシピを組み合わせるだけでできるので、ぜひ試してみてください。
【献立例】
- 秋鮭のバター醤油ホイル焼き
- きのこのアーリオオーリオ入りサラダ
- 味噌汁
- さつまいもの塩きんぴら混ぜご飯
この献立のポイントは、秋らしい食材のバランスと栄養価の高さです。
秋鮭はオメガ3脂肪酸が豊富で、きのこは食物繊維やビタミンをたっぷりと含んでいます。
さつまいもにはβ-カロテンや食物繊維が、そして味噌汁は発酵食品特有の整腸作用が期待できます
献立を考えるのは面倒だけど、献立例があると真似しやすいし、作ってみたくなるよね!
これらを組み合わせることで、体の内外から健康をサポートしながら、秋の味覚も楽しめます!
まとめ
- 食物繊維豊富なきのこは、傘が開いてなく、白い粉がついていないものを選ぶこと
- 食物繊維、ビタミン、ミネラルを含むさつまいもは、形が良く皮の色も均一なものを選ぶこと
- EPA、DHA、アスタキサンチンが豊富な秋鮭は、色が良く身がふっくらしていて、皮が銀色のものを選ぶこと
- きのこを使ったおすすめのレシピは「たっぷりきのこの炊き込みご飯」「きのこのアーリオオーリオ」の2つ
- さつまいものおすすめレシピは「さつまいもとレンコンと鶏肉の甘辛炒め」「さつまいもの塩きんぴら」の2つ
- 秋鮭を使ったおすすめレシピは「秋鮭のバター醤油ホイル焼き」「秋鮭のほうれん草入りクリームパスタ」の2つ
- おすすめの秋の献立は「秋鮭のバター醤油ホイル焼き」「きのこのアーリオオーリオ入りサラダ」「味噌汁」「さつまいもの塩きんぴら混ぜご飯」の一汁三菜
秋の訪れを感じる今の季節、一人暮らしでも簡単に作れる「きのこ・さつまいも・秋鮭」を使ったレシピを紹介しました。
秋といえば、食欲の秋なので、美味しい秋食材を使た料理がたくさん食べたくなりますね。
今回紹介したレシピを参考に、秋の豊かな味覚を存分に楽しんでください。