おいしい揚げ物ですが、揚げ油の捨て方が困りますよね。
使い終わった油はそのまま排水口に流せば詰まりや悪臭の原因になるので、正しい捨て方で処理したいものです。
そこで今回は片栗粉を使った簡単な油の捨て方を紹介します!
家にあるもので捨てられたらありがたい♪
他にも、重曹やダイソーや市販の凝固剤、新聞や空瓶を使用した簡単な捨て方も紹介します。
たくさん捨て方を紹介するので、ご自身に合った捨て方で処理してくださいね。
油の捨て方で便利なのは片栗粉!
用意するもの
①片栗粉(揚げ油と同量)
②ビニール袋
③新聞紙、キッチンペーパー等の紙類
やり方
①揚げ油が温かいうちに同量の片栗粉を入れて混ぜる。
②ビニール袋の底に新聞紙、またはキッチンペーパー等の紙類を水で濡らして置く。
③冷めて、ペースト状に固体化した揚げ油をビニール袋に入れて、捨てる。
片栗粉のデンプンを利用した方法になります。
熱にデンプンが反応して少しずつどろっとしてきます。
液体のままだととても捨てづらい油ですが、ペースト状になれば飛び散る事もなく簡単に捨てることができますよね。
もし戸棚の奥に古い小麦粉があれば、それも代用できます。
お菓子作りによく使われるコーンスターチでも代用できますが、とろみのつき方が弱いので、あまりおすすめはしていません。
少量の油で調理をしている場合には、是非一度お試し下さい。
油は重曹でも簡単に処理できる
用意するもの
①重曹(揚げ油と同量)
②ビニール袋
③新聞紙、キッチンペーパー等の紙類
やり方
①揚げ油がまだ熱いうちに重曹を油と同じ量入れて混ぜる。
②ビニール袋の底に濡らした新聞紙等の紙類を置く。
③固体化して冷めた揚げ油をビニール袋に入れて捨てる。
熱い揚げ油と反応して、重曹が油を吸収して、ペースト状に固まってくれます。
粉物を用いた方法同様、環境にとても優しいやり方です。
しかし、油の量にに対して同量の重曹が必要になってくるので、お鍋いっぱいに揚げ物調理している方にはあまりおすすめしていません。
少量の油やお鍋に付着した残り油程度であれば、重曹は大変優秀です。
お鍋のぬるぬる感が軽減されるので、スポンジも油でぬるぬるせずに洗えます。
ダイソーの天ぷら凝固剤なら簡単に油を固めることができる
ダイソー
用意するもの
①天ぷら凝固剤20g×5包(ダイソー)
②ビニール袋
やり方
①揚げ油650mlに対して凝固剤を1包入れる。火をつけて、凝固剤を溶かし混ぜる。(揚げ油がまだ熱いようなら火を付ける必要なない)
②凝固剤が溶けきったら、油が冷めて固まるまで置く。
③冷めて固まったら、用意したビニール袋に入れて捨てる。
ダイソーから発売されている「天ぷら凝固剤」で、価格はもちろん100円(税抜き)です。
20gの包装が5つ入っており、油650mlを1包で手軽に素早く固めることができます。
ということは、大量の油を一回約20円で固めてくれるということです。
経済的ですね。
固まった油はゼリーの用にプルンとした感じになるので、お鍋から袋へそのまま出して捨てれます。
シンクの周りを飛び散った油で汚染する心配がないのはいいことですね。
お鍋いっぱいの油で揚げ物をする方にはぜひおすすめです。
燃えるゴミで出せる!市販の油凝固剤3選
ダイソー以外の油の処理剤を3選紹介します!
どれもスーパーや薬局、ホームセンターで見かけるようなものばかりで、簡単に入手できますよ。
固めるテンプル(ジョンソン)
ジョンソン|Johnson 固めるテンプル 18g*10包 〔キッチン用洗剤〕 価格:365円 |
固めるタイプの油凝固剤であり、油かすごと油を固められます。
成分は環境にも優しい天然油脂系脂肪酸100%。18gを含んだ包装が10個入っており、1包で600mlの油を固められます。
固まった油はそのまま燃えるゴミとして捨てられます。
カタメリーナ(旭創業)
価格:529円 |
とても魅力的な500gの大容量業務サイズで、約18Lの油を固めることができます。
廃油の量によって一回の使用量が調整でき、とても経済的です。
成分は環境にやさしい天然素材使用(ひまし油)で、冷やし固まったあとはそのまま燃えるゴミとして捨てられます。
吸わせてポイ廃油捨J(上越)
栄和産業 吸わせてポイ 油捨J 6袋入 (冷めた油用) ( 袋 オイルパック 吸わせる油 油固め 油吸い 油ぽい 油処理 油処理パック キッチン 揚げ物 天ぷら オイル ) 価格:460円 |
揚げ物油を吸収して処理できる、廃油吸収パッドタイプです。
商品は再生された牛乳パックで作られており、とっても環境にやさしいエコな製品です。
今回は上記の凝固剤、お値段も高価なものでなく、油の処理を簡単にしてくれるお助け商品ばかりです。
特に安価なのが「カタメリーナ」です。
業務用サイズで、以前までは飲食店などを経営していない限り手にしないような代物でしたが、現在は手に入りやすくなっています。
最後にご紹介した上越の吸わせてポイ廃油捨Jも油に限らず、液状のものならなんでも簡単に処理できるのは嬉しいですね。
様々な処理剤があるのでお気に入りの物を見つけて、ぜひ使ってみてください。
油の捨て方は新聞紙や瓶を使用してもOK
粉物や凝固剤を使うのはもったいないな…と感じる方向けに以下3つの捨て方を紹介します!
- 新聞紙
- 瓶(自治体回収)
- 畑に撒く
1つずつやり方を解説しますね。
新聞紙
新聞紙を用いた方法は「廃油処理と言ったらこれだっ!」と思う方は多いんじゃないでしょうか?
昔からのやり方で、牛乳パックに新聞紙を敷き詰めて、底に冷めた油を流し込んでそのままゴミ箱に捨てられます。
現在は若者の新聞離れが進んでいるので、良い方法ではあるものの、万人が実施可能かと言われてたらそうでもないですよね。
新聞を定期購買している方はおすすめです。
空瓶に詰めて自治体回収へ
全ての自治体で行っているわけではございませんが、これも廃油処理の方法の一つです。
廃油や油かすは土に撒けば肥料にもなるので、回収して再利用している自治体があります。
もし気になるのであれば、一度お住まいの自治体にお問い合わせしてみてください。
これが本当のエコ!廃油を畑にまいて肥料に
先程も述べたように、廃油や油かすは肥料として再利用できます。
家庭菜園や畑をしている方ならこのやり方もアリではないでしょうか?
しかし市販の有機肥料と違い、廃油に即効性はありません。
土にまいてから約1年間、地中の微生物に分解、処理されて、やっとその効果を発揮します。
長期的に良い土作りがしたいという方は一度試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
・片栗粉で揚げ油処理を簡単にできる
・重曹でお鍋の油を吸収させて、油がスポンジに付くのを防げる
・ダイソーの凝固剤はお財布にも優しくて、手軽に入手できる
・他にもたくさん優秀な市販の凝固剤がある
・昔ながらのやり方なら、新聞紙で吸わせて油をポイ。肥料として土にまくことも。
揚げ物は、万人が好きなおいしい料理ですが、後片付けも準備も楽ではありませんよね。
スーパーやお惣菜屋さんで買ったものは後処理は楽ですが、やっぱり家で出来たて、揚げたてが食べたくなりますよね。
今回紹介させていただいたお片づけの方法で、皆様の揚げ物に対しての苦労や苦手意識がすこしでも軽減できれば幸いです。
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