アメリカ産やオーストラリア産などの外国産の牛肉なら安いですが、カチカチに硬くあまり美味しくないなんてことも…
硬い牛肉を柔らかくしたい!
そこで、スーパーで購入した100g198円のアメリカ産牛肉を使って、4つの柔らかくする方法を実践してみました!
個人的に「柔らかくなったなあ」と思う以下の順に紹介しますね。
硬い牛肉が柔らかくなった方法ランキング
硬いお肉でも簡単な一手間で柔らかくし、美味しいステーキをいただきましょう♪
牛肉は高額なのでなかなか高級品は買えない私は、ふるさと納税で牛肉を注文しています。
これなら罪悪感なしで美味しい牛肉を食べられます!
アメリカ産牛肉を柔らかくする方法【下準備】
まず、全ての柔らかくする方法に共通する、フォークを使った下処理法を紹介します。
硬い牛肉に包丁で大きな筋に切れ込みを入れることで、牛肉が縮れて丸まってしまうのを防いでくれます。
【道具】
①包丁
②まな板
③フォーク(どんなものでも)
【やり方】
①包丁で牛肉の大きい筋を何箇所か切る。
②牛肉の筋切り後、フォークで片面だけフォークで全体的に満遍なく刺す。
そのまま包丁でお肉全体を刺せば洗い物が増えなくて良さそう…
私もそう思い、包丁で刺してみたことがありますが、包丁だと刺す面が大きく、牛肉がズタボロになってしました。
目の細かいフォークを使うことで、牛肉の細かい筋に穴を開けられます。
さらには、開けた穴から調味料が染みて、柔らかくなるだけでなくとても美味しい牛肉になりますよ。
アメリカ産牛肉を柔らかくする玉ねぎステーキレシピ
最初に玉ねぎとはちみつで硬い牛肉でも柔らかくする方法を紹介しますね!
この方法が一番柔らかく仕上がり、食べた瞬間に「柔らかっ!」と驚きました。
この方法は牛肉以外の鶏、豚肉でも応用できますよ。
【材料(2人前)】
- 牛ステーキ肉
-
2枚(300g)
- 玉ねぎ
-
1個(200g)
- はちみつ
-
大さじ1
【道具】
①すりおろし器(もしくはおろし機能のあるフードプロセッサー)
②保存袋(ジップロックやアイラップでも)
【やり方】
①玉ねぎはすりおろす。
②保存袋に、おろした玉ねぎ、はちみつとメインの牛肉を入れて揉み込み、空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で2時間漬け込む。
③2時間漬け込んだら、お肉の表面の玉ねぎを取り除き、通常通り調理する。
玉ねぎをすりおろすと臭いし目に染みるし、嫌だなあと感じました。
しかし、玉ねぎは細胞内に酵素があるので、すりおろすことで細胞壁が壊れその効果が現れます。
面倒ですが、必ずすりおろしていただいてくださいね。
時短でフードプロセッサーを使って超細かい微塵切りにしても良いです。
2時間も漬けるなんて…そんな時間はない!
そういった場合でも30分漬けるだけでもOKです♪
漬け時間が長ければ長いほど牛肉が柔らかくなっていくので、ステーキの前日の夜から漬け始めても問題ありません。
なんで玉ねぎとはちみつでこんなに柔らかくなるの?
玉ねぎにはお肉を柔らかくするタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)が含まれています。
北海道札幌藻岩高校科学部
さらにはちみつもプラスすることで、はちみつに含まれているブドウ糖・果糖が加熱調理時に牛肉が固くなるのを防ぐ働きがあります。
はちみつで漬け込んだり肉の表面に塗ったりすることで、はちみつに含まれるブドウ糖や果糖が中まで入り込み、タンパク質が変性して硬くなるのを防いでくれます。
はちみつ大学 いつものお肉を柔らかく〜はちみつを料理に使うメリット〜
酵素と糖のダブルパンチで硬い牛肉を柔らかく、美味しくできるということです!
硬いアメリカ産牛肉は炭酸水でもランクアップできる!
炭酸水に漬け込む方法は、玉ねぎと比べると柔らかさは劣りますが、手間がかからず楽です。
【材料(2人前)】
・牛ステーキ肉 | 2枚 |
・炭酸水(コーラーでも可) | 適量 |
【道具】
①バットトレー
【やり方】
①牛肉をバットに置いて、炭酸水をお肉が浸るほど入れて1時間漬ける。
長時間牛肉を漬けすぎると旨みが流れた水っぽいお肉になるので、長くても1時間までにしておくと良いですよ。
今回はレモン味の炭酸水を使ったので、牛肉にレモンの風味がしっかりついていて臭み消しにもなっていました。
牛肉に他の風味が付くのが嫌な方は、フレーバーが付いていないプレーンの炭酸水をおすすめします。
なんで炭酸水で柔らかくなるの?
それはコーラの炭酸水の炭酸水素ナトリウムを利用して硬い牛肉を柔らかくしているからです。
炭酸に含まれる炭酸水素ナトリウムには、たんぱく質をやわらかくする効果があるので、10分以上漬けます。
医療法人社団せがわ会 千代田病院
簡単にできて、格段に柔らかくなるのでぜひ一度試していただきたい方法です。
牛乳で柔らかくする方法は臭み取りにもなって一石二鳥♪
次は、どの家庭の冷蔵庫にある牛乳で簡単に出来る、硬い牛肉を柔らかく美味しくする方法です。
さらに、アメリカ産などの海外産牛肉独特の臭い感じも吸収してくれるので、とても食べやすくなります。
牛肉が硬いだけでなく、臭いと感じる方はこちらの方法がおすすめですね。
【材料(2人前)】
・牛ステーキ肉 | 2枚 |
・牛乳(コーヒーフレッシュ、ヨーグルトでも可) | 適量 |
【道具】
①包丁
②バットトレー
③まな板
【やり方】
①包丁で、牛肉の大きい筋に切れ込みをいれ、バットに並べる。
②牛肉が浸るくらい牛乳を注ぎ、1時間漬けておく。
とろみのあるヨーグルトやコーヒーフレッシュの場合は両面に塗って同時間漬ける。
(バットがなければ保存袋に牛乳と牛肉を入れて、空気を抜いて口を閉じる。)
③1時間漬け込んだら、水分を拭き取り、通常の調理を行う。
漬け込み後、「ステーキが牛乳味になってたらどうしよう…」と心配でしたが、牛乳の味は全くしませんでした。
味が気になって水洗いしたくなるかもしれませんが、牛乳の味はしないので拭き取るだけでOKです!
牛乳に含まれるタンパク質がお肉の保水性を保ちつつ、硬くなった筋繊維を分解、柔らかくしてくれます。
牛乳は肉の繊維を分解する効果が、30分~ひと晩漬け込んで、比較的どの肉とも相性がよいです。
医療法人社団せがわ会 千代田病院
炭酸水と柔らかさはそこまで大差なかったので、牛乳を常備している方はこちらの方法でもいいと思います。
アメリカ産牛肉を高級ステーキにするマヨネーズレシピ
マヨネーズを使った方法は正直そこまで柔らかくなった印象はありませんでした。
しかし、牛肉にマヨネーズのコクがプラスされて、味的には一番おいしかったです!
【材料】
・牛ステーキ肉 | 1枚 |
・マヨネーズ | 適量(牛肉100gに対して小さじ2程度) |
【道具】
①包丁
②まな板
③フォーク
④ラップ
【やり方】
①包丁で牛肉の大きい筋に切れ込みを入れる。
②フォークで牛肉の片面を満遍なく刺して、細かい筋に穴を開ける。
③適量のマヨネーズを肉の両面に満遍なく塗る。
④ラップで肉を包み、冷蔵庫で20分~一晩ねかせる。
⑤拭き取る必要はなく、そのまま焼いてOK
油や塩をせずとも、マヨネーズ漬けのお肉をそのまま焼けるのも良いポイントですね。
マヨネーズの原材料にはお酢が含まれていますが、その「お酢」が牛肉の硬い繊維を溶かして分解して、柔らく仕上げてくれます。
お酢と香味野菜でマリネにすると、酸性で働くたんぱく分解酵素により、肉が柔らかくなります。
タマノイ
さらにマヨネーズにはお酢以外に、塩や油、卵が含まれており、これらが牛肉にちょうど良い旨みを加えます♪
ステーキで美味しく食べるポイント
お肉が柔らかくなったらステーキを焼いていきましょう!
【ステーキを美味しく焼くポイント】
- 焼く前に牛肉を室温に戻しておく
→焼く30分程前から外に出しておく - 塩コショウなどする場合は焼く直前に
- 焼き目をつけるため、強火(高温)で焼く
- 焼き目が付いたら火を消して予熱で中まで火を通す
→牛肉をアルミホイルで覆い、5〜10分程放置する
牛肉を室温に戻す時間は、お肉の厚みや室温によって変わるので、特に暑い時期は放置しすぎないようにお気をつけください。
牛肉の焼き時間は自分が食べたい焼き上がりの状態によって変わってきます。
【焼き時間の目安】
- レア(中身が赤め)…両面2〜3分程
- ミディアム(中身がピンク)…両面4〜5分程度
- ウェルダン(中まで火が遠ている・茶色)…6〜8分程度
柔らかくなった牛肉で、自分好みのステーキを楽しんでくださいね。
また、牛肉を調理する際に、ホットクックを活用しても美味しいです。購入前に試してみたいなら、ホットクックのレンタルがおすすめです。
まとめ
- フォークでストレス解消しながら、牛肉も柔らかくしよう
- すりおろし玉ねぎとはちみつという、酵素と糖の組み合わせが硬いお肉を柔らかくしてくれる
- 牛乳は牛肉が臭いときにもおすすめで、柔らかくもしてくれる一石二鳥な乳製品
- 硬い牛肉は炭酸で柔らかく!抜けた炭酸でもOK!
- 高級肉にも負けない!牛肉を柔らかく・美味しくする調味料の域を超えたマヨネーズのポテンシャル
紹介した方法は、ステーキ肉以外にも分厚い角煮やスペアリブ、パサパサになりがちな鶏肉料理でも活用できる方法ばかりです。
食を通して心が少しでも満ちれば、生活の満足度も変わってくるといいます。今回紹介した内容がすこしでも皆様のお役に立てれば幸いです。
牛肉は高額なのでなかなか高級品は買えない私は、ふるさと納税で牛肉を注文しています。
これなら罪悪感なしで美味しい牛肉を食べられます!
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